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インタビュー

おしえてクリエイター!Vol.9 あおむろひろゆきさん

2016/2/17 14:02
ほのぼのかつシュールなテイストの育児マンガで今や引っ張りだこのあおむろひろゆきさん。そんな優しいイメージのあおむろさんですが、実はハードコアバンドをやっていたり、27歳からイラストを描き始めたり…聞けば聞くほど面白い経歴を持っていました!
<クリエイタープロフィール>
あおむろひろゆき
1982年生まれ、関西在住。漫画家・ブロガー。2014年「デイリーポータルZ新人賞」優秀賞、2015年『きみといつまでも~泣き虫おとうちゃんの子育て500日~』を宝島社より出版。

■関連リンク

ホームページ:http://aomuro.com/
Twitter:https://twitter.com/aomuro
 
■ETOPICAにあおむろひろゆきさんが投稿されたイラスト
 
iPhoneを使っていて困ったこと アラサー・アラフォーのグッとくるアイテム!

Q・絵はいつ頃から描き始めましたか?そのきっかけは?

私はわりと絵を描き始めたのが遅めで、27歳の時からです。当時やっていたバンドの物販で売るものが無いねえという話をしていて、ある時フライヤーの裏に描いた漫画をホチキス留めしたもの(ZINE)をライブで手売りしたらが物凄く売れまして、これはワンチャンあるで!と思い、そこから絵を描くようになりました。

Q・27歳!今まで多くのクリエイターさんにお話を聞いてきましたが、その年齢から始めた方はいませんでした。その頃はどんな絵を描いていたのしょうか?

イラストを描き始めた当時はゴリゴリのハードコア志向でしたので、骸骨やゾンビ、白目を剥いた人間など、今の作風とかけ離れたイラストを描いていました。当時盛んだったMY SPACEというサイトを通じて海外のハードコアバンドからフライヤー用にイラストの引き合いをもらったりしていました。

↑これがあおむろさんの当時のイラスト!スケートブランド「THRASHER」のスローガン”SKATE AND DESTROY”から活動していたバンドのスタイルが伺える。

Q・ブログなど拝見させて頂くと、確かに2009年から「ミニコミ」の世界で活動をスタートした、と書かれていますね。「ミニコミ」のどんな部分に魅力を感じたのでしょうか?

恥ずかしい話なのですが、初めて自分がZINEを作った時には、こんな事をやっている人は自分しかいないもんだと思っていました。なので自分以外にも自作の冊子を作っている人がたくさんいることを知ってすごく嬉しくて、ミニコミ仲間がひとり、またひとりと増えていくうちにズブズブとハマっていきました。

Q・なるほど。当時の作風と現在の作風ではかなり異なりますが、その過程はどのようなものだったのでしょうか?

ハードコアなイラストを描きつつ、たまに息抜きでフワッとした感じのイラストを描いていたらそちらの方がウケが良くて、だんだんとやわらかいイラストへと方向転換していきました。アラサー・アラフォーのグッとくるアイテム!

↑現在のあおむろさんのイラスト。

Q・現在は育児マンガで引っ張りだこですが、バンド活動されていた2009年にこの状況は考えられましたか?

活動当初はおろか、去年の今頃まではこんな状況になることは全く想像していませんでした。いまだにこの状況に慣れず、毎日ドキドキしています。

Q・2013年にお子さんが誕生されましたね。自分の中で一番変わったと思うことは何でしょうか?

今までの人生は、この瞬間のためにあったのだなと、初めて過去に自分が歩んできた道に対して肯定的になりました。

Q・素晴らしい体験です!それ以来、育児マンガを描かれている訳ですが、執筆にあたって気をつけていることなどありますか?

毎日あれこれ悩んで育児をしていて、自分の育児に対する考え方が正解だとは全く思っていないので、極力自分の意見を主張しないようにしています。

Q・ちなみにハードコアと育児の両立って可能なんでしょうか?

ライブ中に頭をざっくり切ってしまい血まみれで帰宅した時に、奥さんに「もうあなた一人の人生じゃないのだから、ほどほどにね」と言われてしまい、すごく反省しました。そういう意味でも、なかなか昔のようには活動できませんね…。

Q・ありがとうございます。ではそんなあおむろさんの作品の制作環境を教えて頂けますか?

本来の作業スペースである机の上にフィギュアが散乱して、空いた僅かなスペースで作業をしています。めちゃくちゃ効率が悪いです。

Q・イラスト・漫画のネタはどんな時に思いつきますか?

通勤電車の中で考えることが多いです。仕事中に突然思いつくことも。アイデアを思いついたらすぐにiPhoneにメモするようにしています。

Q・制作が進まないという時は気分転換に何をしますか?

天井を見つめながら両手両足をバタバタさせたり、公園の鉄棒で逆上がりをしたり、ジャングルジムに登ったりしています。

Q・SNSでイラストを発表する中で、初めて反響を感じたのはどのタイミングでしたか?

伊勢谷友介さんがご自身のFacebookで私の漫画を紹介してくださった時に爆発的に読者の方が増えました。一か月でTwitterのフォロワーが7000人以上増えました。

↑伊勢谷友介さんが紹介された漫画「NHKドラマに出演させていただいた話」

Q・現在注目しているクリエイターはいますか?

「本日の地味なハイライト」がとにかく最高な宇内一童さん(@EinsWappa)、シュールなセンスがたまらない「耐え子の日常」さん(@OLtaeko)とワタワ猫さん(@necotonezumi)です。

Q・では、イラストを描いていて良かったなと思うことは?

イラストや漫画を通じて憧れの方と一緒に何かをできたりするようになったことです。中学高校生時代に友達が全然いなくて、家の裏にあった山の中をひとりで叫びながら走り回ったりしていた時からは考えられないような貴重な経験ばかりさせてもらっています。

Q・最近ではTwitter、ブログで、ビジュアル系バンド結成のためのメンバーを募られていましたね。その後の集まりはいかがでしょう?

ボーカルとギター、衣装担当は決まりましたが他パートは全然!このままだと路上で弾き語りをするしかないので、引き続きご応募をお待ちしております・・・。

↑「全パート募集」という"バンやろ"感溢れるメン募ツイ―ト。

Q・この世で一番苦手なものは?

虫です。何を考えているのかが全く分からないところが怖くてたまりません。

Q・趣味は何でしょうか?

仮面ライダーが好きで、収集したグッズの量がとにかくやばいです。

 Q・明日、どこにでも行けるとしたらどこに行きたいですか?

仮面ライダーの撮影現場に行きたいです。

Q・明日、誰にでも会えるとしたら誰に会いたいですか?

竹内涼真さん(仮面ライダードライブ)です。

Q・現在の目標を教えて下さい。

仮面ライダーになりたいです。

Q・ありがとうございました。


 ■編集後記

最近の"育児マンガのお父さん"イメージからは想像もつかないほどハードコアなイラストを描かれていたあおむろさん。やはり子供の誕生は人間に大きな影響を与えるのだな、と改めて実感しました。ご自身でも「今の現状を1年前には考えられなかった」とお話されていましたが、これから先もどんな作品を生みだしてくれるのか、期待せずにはいられませんね!

(インタビュー・構成・文責:永井)


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